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■春合宿■

社会交通工学科 2年 長谷川 浩

1.概要

 今回は、九州(博多・小倉)となった。最初、車庫見学の見学先がなかなか見つからなかったのだが、先輩方のおかげで北九州貨物ターミナルを見学させてもらえることになった。
 合宿の日程は、  博多泊(3/3)⇒車庫見学・小倉泊(3/4)⇒翌朝に現地解散
だいたいこのような流れであった。



2.合宿2日前 (3/1, 土)

 合宿先までは毎年、各自の自由な方法で行くようになっている。そこで僕は、合宿2日前の前夜から出発することにした。合宿前々日・前日のルートは、

 東京→(JR夜行バス)→京都→(東海道・山陽本線内all各停・呉線回り)→広島[泊]→
 (広島市電)→宮島口→(山陽・鹿児島本線all各停)→博多     ※途中、寄り道あり。

という、ほぼ全て各駅停車で行くことにした。切符は福岡ゾーンの周遊きっぷを利用。
 まず、自宅の最寄りのバス停からバスで荻窪へ出て、中央線快速で東京駅へ。ちなみに201系だった。東京からは、本当は『急行 銀河』に乗りたかったのだが、廃止間近の土曜日ということもあり、1か月前にほぼ売り切れ。そこで京都までJR夜行バス『ドリーム京都81号』に乗車した。
 ここで「周遊きっぷで高速バスに乗れるのか?」という疑問がでるかもしれないが、答えはYESである。但し乗車路線・区間は決まっており、夜行高速バスの場合は別料金(\2000もしない) が必要になる。そうなると「ダブル料金で損しないか?」という新たな疑問がでるかもしれないが、本来の高速バス単独の料金では、割引料金でも5000円以上はする。また車内は、毛布・スリッパ・トイレ付の3列シートの車両に乗れるので、これはお得である。
 今回の『ドリーム京都81号』は金・土・日祝日のみ運行の臨時増発便。普段は同時刻・ルートを『ドリーム奈良1号』が運行しているので、その後ろを併走する形となっている。そのため、車内にはいくつか空席もあった。ついでに記しておくと、『ドリーム奈良1号』はTDL始発のうえ、京都駅を経由して奈良駅まで行くため、毎日ほぼ満席に近い状態になるので注意が必要。
 バスは途中、御殿場SAで少々休憩し、あとはノンストップ(=客扱いは無。運転停車あり)。


ドリーム京都号

(御殿場SAで休憩中のJRバス『ドリーム京都』号。ダブルデッカー車だ。)




 3.合宿1日前 (3/2, 日)

 バスは、朝6時頃に京都駅八条口到着予定だったのが、何と30分も早着。おかげで『急行 きたぐに』、『寝台特急 日本海』、券がとれなかった『急行 銀河』を余裕もって撮ることができた。しかし一方、睡眠時間が30分削られたのでやや寝不足だ。バスはというと、1号車ならぬ『ドリーム奈良1号』はそのまま奈良を目指し、2号車ならぬ『ドリーム京都81号』は営業所へ回送となり、京都駅を出て行った。
 京都からは全て各駅停車だ。始発の各停 新三田行きに乗車。高槻で始発の各停 西明石行きに乗換え。これで西明石まで乗ったのだが、車内は終点までずっとスカスカ。すぐ隣を走る快速・新快速とは比べるまでもない。
 西明石で快速(※西明石以西は各停) 姫路行きに乗換え。姫路から新快速(※姫路以西は各停) 播州網干行きに乗換え。
 相生では、急いで始発の普通 三原行きに乗換え。急に3両編成になるからだ。何とか座席を確保し、そのまま尾道まで苦痛の乗車(笑) 尾道で尾道ラーメンを食べてしばし休憩。
 さらに普通列車の旅は続く。三原⇒広⇒呉⇒広島と行く。(いずれも始発の普通列車)
 一応、目的の広島には着いたのだが、夏合宿で乗車できなかった可部線に乗車し、可部まで往復し、この日は乗車終了。駅前のホテルで一泊。


日本海

(京都駅を出発する寝台特急『日本海』)




4.合宿集合日 (3/3,月)

 この日も各駅停車の旅だ。7時半過ぎ、広島駅前から広島市電2号系統 広電宮島口行きに乗車。これで広島エリアは、ほぼ完乗。
 宮島口からは再びJR。普通 岩国行きに乗車、岩国で快速シティーライナー(※岩国以西は各停) 下関行きに乗換え。これで下関まで約4時間。非常に長かったが、トンネルと柵とコンクリートだけが続く新幹線に4時間乗るのとはわけが違い、在来線ならではのおもしろさがあった。


広電
(広電宮島口に到着した広電)



 やっとのことで下関着。この先はついに九州。時刻は既にお昼が過ぎている。普通 行橋行きに乗車。ついに、初めての関門トンネル・九州上陸だ。小倉で下車し、昼食。
 小倉からも普通列車。小倉⇒門司港まで往復⇒折尾⇒若松まで往復⇒博多 と乗車。いやぁ、ここまで来るとさすがにお尻が痛い・・・・・(笑)
 旅館到着後も、九州乗りつくしを企んでいたK先輩が、今から博多南まで往復するとのことで、一緒について行くことに。だが、博多駅に着いたのが列車発車3分前。さらに切符をどこで買うか迷い、タイムロス。
 新幹線ホームまでとにかくダッシュ!そして、新幹線に駆け込み乗車〜〜!!!www
 もうほんとギリギリで乗車。ホームの駅員がフライ旗で発車合図していたしね・・・(汗) だが、何とか博多南まで往復することができた。
 そして晩飯は、天神をうろうろ迷ったり、某人によるかなり残念な発言があったものの(苦笑)、一応メンバー全員でラーメンを食べた。 食べ終わって店を出て、3グループに分かれてホテルへ。1グループ目は中州からそのままホテルへ直行し、翌日に備えた。2グループ目(K先輩のみ)は、香椎線の西戸崎までの往復を試みて、駅へと走って行った。
 最後の3グループ目(W氏、N氏、自分)は、天神から西鉄に乗車し、すぐ隣の駅の薬院で降りた。西鉄天神から乗車して、薬院で降りる人はそういないだろう。新宿で山手線に乗って代々木で降りるのと同じようなものだ。
 薬院から地下鉄に乗車。これも1つ隣の渡辺通りまで乗車。駅の放送(橋本方面ホーム)から聞こえてくる放送の声が、京王線のものと同じ!(のちに、同じ人物による声と判明。)
 今にも「次は、明大前に止まります。」と聞こえてきそうであった。



5.合宿2日目 (3/4,火)

 この日は、メインの車庫見学。僕は、香椎線の南半分(宇美〜香椎)を乗ってから、集合場所の門司へ向かった。
 門司駅から少し歩いて北九州貨物ターミナルへ。今回は駅長さんに案内してもらった。中に入り、駅・貨物の役割や駅長さんのことなど、いろいろな話を聞くことができた。
 構内は、常に貨車やトラックが出入りしていたために、写真を撮ることはできなかったが、それでも有意義な時間を過ごせたと思う。
 北九州貨物ターミナルの皆様、ありがとうございました。


北九州貨物ターミナルにて

(北九州貨物ターミナルにて)





 
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